Fictional teardown 01 / IAM

恒常管理者権限と退職処理が、Terraform運用まで分離されていない構成。

従業員80名の架空企業。管理者3名、半期棚卸し、CI/CD用の固定キー、State保管先へ管理者が直接アクセスでき、緊急経路の事後レビューが未定という前提です。

架空構成/実在顧客の事例ではありません

Decision

最初に何を決めるか

新しい認証製品の選定より先に、人・ワークロード・緊急操作・IaC変更の4経路を分け、承認者と証跡の完了条件を固定します。

01

優先

恒常管理者を期限付き昇格へ

日常アカウントへ強権限を固定せず、目的、承認、開始・終了、対象環境を記録する昇格方式へ。権限境界と例外ロールを先に定義します。

02

優先

Terraform Stateの権限分離

Stateは構成値や機微情報を含み得ます。適用権限、State読取、バックエンド管理を分離し、CI/CDワークロードIDへ短期認証を割り当てます。

03

要確認

緊急用アカウントの保管と事後レビュー

通常のIdP障害時に使える経路は、保管者、利用条件、MFA、検知、利用後の資格情報更新とレビュー期限を通常権限から分離します。

04

要確認

監査ログの責任者と改ざん耐性

管理操作、昇格、State変更のログを誰が確認し、どの期間・経路で保全するかを決めます。ログが存在するだけでは統制になりません。

30-day direction

次の30日で行うこと。

  1. 01

    人・ワークロード・緊急操作・IaC変更の権限経路と責任者を1枚にする

  2. 02

    退職時にID、キー、SaaS、CI/CD資格情報まで閉じる完了証跡を定義する

  3. 03

    期限付き昇格と短期ワークロードIDを限定チームで試行する

この実演からは判断できないこと

実環境の安全性、監査適合、インシデント可能性は判断できません。本番では合意した資料とヒアリングの範囲で前提・未確認事項を明示します。